あなたはWindows11のHomeとProってどう違うんだろう?と疑問に感じていませんか?
また、
Windows11ってProって必要ないんじゃない??
と疑問に感じる人も多いです。
違いを解説しているサイトやわかりやすい解説が少なかったため、こちらで初心者でもわかるようにやさしく解説しようと思い記事にしてみました。
私はシスアドというITの資格保持者で、Windows使用歴は20年以上です。
わかりやすく解説して参りますのでよろしくお願いします!
Windows11のHomeとProの違いを解説
Windows11はHomeで十分
まずはじめにWindows11はHomeで十分であることをお伝えしておきます。
Home一択くらいの意識でOK!
Windows11の新機能の
- ウィジット
- スナップ機能
- チャット機能
は全てHomeでも使えるのでご安心ください。
では、Windows11のProとは一体なんなのか?
イメージを図解にしてみました。
Proは基本的に、
- セキュリティ面が強化されている
- ビジネスシーンにおいて便利な機能
が揃っています。
会社のパソコンをProで導入される方がいらっしゃいますが、Proの機能を使い尽くしている企業は実は少ないです。
なぜかというと、一般の人には不要な機能が多いからです。
Proの特徴を細かくみていきましょう。
Windows11のHomeにはないProだけの主な機能3つ
Proの主な特徴の3つはこちらです。
- bitlocker
- RAMの改善
- Hyper-V(ハイパーバイザー)
Proの主な特徴 ①bitlocker
bitlockerとはドライブごとにロックをかけることができる機能です。
起動するごとにロックがかかり、パスワードを入力しないとドライブを開くことができません。
これは紛失した場合の情報漏えいの役に立ちます。
すばらしい機能ではありますが、家で作業する人にとっては不要な機能ともいえるでしょう。
Proの主な特徴 ②RAMの改善
Windows 11のHomeとProはRAMの最大数が違います。
Homeエディション | Proエディション | |
---|---|---|
ビット | 64bit | 64bit |
CPU最大コア数 | 64コア | 128コア |
最大メモリ容量 | 128GB | 2TB |
- Home 64コア&128GBのRAMまでをサポート
- Pro 128コア&最大2TBのデュアルCPUをサポート
パッと見では、Proの方が優れているようにも思えますね
しかし、実際はWindows11でHomeの性能以上の処理を扱うことはありません。
Proの主な特徴 ③Hyper-V(ハイパーバイザー)
Windows11のProでは、Hyper-Vという仮想OSを起動することができます。
パソコンの中で、もう一つWindowsを立ち上げるイメージですね。
Windows11以前のOSを立ち上げることもできますし、MacやUbuntuというLinux系のOSを立ち上げることができます。
- Mac
- Linux
- WindowsXPなど以前のOS
仮想OSは何のために存在するのか?
仮想OSを立ち上げて、
「Macでこれはできるのか?」
「Windows7であれはできるのか?」
とWindows11上でテストや検証を行うのに利用します。
また、複数にOSを同時に動作させて、ネットワークを介して連携させることも可能です。
まさに、電気屋の専門家やプロバイダ業者専用の機能といえますね。
Windows11のProのその他の機能について
Windows11Proの主な機能以外については、これまでWindowsを使用してきた人にとっては不要な機能です。
キオスクモードとWindowsandboxについて簡単に説明すると、
「キオスクモード」は「ブラウザのみを見る」など制限する機能
「Windows sandbox」はWindows上でWindowsを立ち上げる機能に不随するもの
Proの機能は通信業者用、検証したい人向けだと覚えておけば間違いありません
Windows11のHomeとProどちらを選べばよいか?
ズバリ、Windows11はHomeで大丈夫!
まず、Homeエディションを選んでおけば間違いないです。
Proエディションはセキュリティの強化やビジネスシーンでの利用を意識した作りになっています。
簡単に要約するとこんな感じです。
- Home = 一般向け
- Pro = ビジネス向け
Proはビジネス向けとありますが、Proの
・「リモート操作」
・「仮想OSを立ち上げる」
・「bitlocker」
が、必要ない人はビジネス向けとしての購入であってもHomeで十分です。
私のパソコンは偶然にも「Windows10 Pro」ですが、一度もProの機能を使ったことがありません。
注意喚起!
現在、X(旧Twitter)で同じWi-Fiを使っていると自分のXアカウントがバレる可能性があります
Windows11|HomeではなくProが向いている人は?
では、Proに向いている人とはどんな人なのかをわかりやすく解説します。
Proに向いている人は2種類あります。
Pro向きの人
会社のPCとして導入したい人
会社のPCとして導入したい人
Proは会社や企業向け!
まずは、会社を作るために大量にPCを導入したい人です。
セキュリティ面が強く、リモートアクセスができることは会社にとって便利な機能と言えるでしょう。
ただ、機能を使いこなすことができるのは電気系や、プロバイダ業者などの専門家だけですので小規模のオフィスやリモートアクセスが不要な会社はHomeで十分でしょう。
電気系、プロバイダ業者などの専門家
例えば、クライアントのパソコンを修理したいと思ったときに役に立ちます。
リモートアクセスを利用して問題部分を発見したり、仮想OSを立ち上げて検証することができます。
Proの機能はプロバイダ業者や電気系の業者以外では利用するシーンはほとんどないと思ってくれてもいいくらいです。
そのほか、かなり少数派ではありますがパソコンがもともと好きで詳しく、さまざまな検証をしたい人もProに向いています。
MacをたちあげてこのWindowsではインストールできたソフトはMacでもインストールできるかな?
LinuxとWindowsの仮想OSをたちあげて、ネットワークでつなげてセキュリティ面で問題なく通信できるかな?
と、かなり複雑な部分を検証したい人、マニアックな人には向いているでしょう。
HomeからProに移行することも可能
Windows11のHomeからProへ移行することができます。多少値段は張りますが、安くする3つの方法をご紹介しています。
くわしくはこちら
番外編│Windowsをなくしちゃう人
パソコンを無くしちゃうということは、あまり考えられることではありません。
しかし、ホテルの忘れ物として意外に多いのがノートパソコンです。
スマホなどの通信機器を持ち歩くことによって、ノートパソコンから意識が離れてしまい部屋におきっぱなし。なんてことが意外に多いのです。
そんな方に使える機能がProの「bitlocker」です。
起動毎にドライブをロックされるので、誰かに見られても情報が漏えいすることがありません。
もしも、ノートパソコンを持ち歩き、移動が多い人はProを選ぶのも1つの手かと思います。
\私が使用しているミニPCです/
- コンパクトデザイン
- 長さタテヨコ12.8cm×厚み5cmの省ペース設計。モニターの背面に取り付けることも可能。
- プロセッサ
- Intel 12世代 Alder Lake-N95プロセッサ(coreiシリーズ・AMDシリーズとの比較はこちら)
- GPU
- 内蔵グラフィック(インテルCoreUHDグラフィックス)
- メモリとストレージ
- 16GB DDR4 RAM/512GB SSD。2.5インチSSDやM.2 SSDで最大2TBまで拡張可能。
- デュアルディスプレイサポート
- 2つのHDMIポートを備え、4K@60Hzのデュアルスクリーン表示が可能。
- 接続性
- USB 3.0ポート×2、USB 2.0ポート×2、ギガビットイーサネットポート、Bluetooth 4.2、デュアルバンドWiFi(2.4G+5G)
- 低消費電力
- 15Wの低消費電力設計
- 冷却システム
- 内蔵冷却ファンにより、長時間使用時でも安定したパフォーマンスを維持
- プリインストールOS
- Windows 11 がプリインストールされている