モニターやパソコンを買おうと考えたときに【IPS178°】などという文字を見かけます。
知らない人にとっては何のことかわかりませんよね。 178という数字もわかりにくいです。
今回はIPSと、その横についている数字についてわかりやすくまとめてみました!
IPSとは?
IPSとはパソコンモニター(パネル)の種類のひとつです。
- IPS
- VA
- TN
・VA
・TN
についてはのちほど詳しく解説いたします。
IPSは【In Plane Switching LCD】の略です。
IPSの特徴は、広い視野があることです。
IPSの画面は、どの位置から見てもキレイに見えることから、大型のテレビや、医療現場の機器など大勢で観る場合にも採用されています。
IPS液晶のメリット
IPSは色をたくさん使用しており、リアリティを追求した映像を観ることができます。
- 広い視野で、どこから見てもキレイに映る
- 色をたくさん使っていて映像がキレイ
IPS液晶のデメリット
- コントラストが低い(黒色が若干うすくなる)
- 値段が高い
- 応答時間が長いため、プロのゲーマー向きではない
基本的にはIPSはコントラストが少しだけ低いです。
黒色が若干白っぽく見える傾向があるようです。
しかし、映像クリエイターじゃない限りコントラストの見分けをつけるのは難しいでしょう。
実際、私もIPS液晶のノートパソコンを使っていますがYouTube、Amazonプライムビデオ映像などはとっても綺麗に見えています。
正直TF液晶と見分けがつきません。
他に値段が高いことと、応答時間が長いことがあげられます。
従来の液晶パネルの弱点を克服したのがIPSパネルなので、若干値段は高くなっています。
次に、ディスプレイの応答時間が長いこともデメリットのひとつ。
プロのゲーマーさんはわずかな時間の1ミリ秒であっても貴重なものなので、IPSの画面を使いません。
そのため、ゲーミングモニターとして売られているものはIPSを採用しない場合がほとんどです。
ただし、プロじゃない限り違いはほとんどわかりません。
IPSの178°の数字をわかりやすく解説
IPSの横についている数字の「178°」は178度を意味しています。
IPSは広い視野が特徴で、どの位置から見ても色や光に違いが出ません。
IPSの広い視野の角度が178度ということです。つまり、ほぼ横から見ても色や光に違いが出ないということになります。
IPSの仲間TNとVAについて
IPSのほかに、TNとVAという種類があります。
TN液晶
TNは一般的なパソコンのモニターでよく使用されるパネルです。
英語表記はTwisted Nematic LCDで、液晶分子のねじりを利用した技術を採用しており、光の透過を制御しています。
メリットは応答時間が速いことで、デメリットは見る角度によって色が変わってしまうことです。
・TNパネルのデメリットである色や光が変わることを克服したのがIPSパネル
VA液晶
VAパネルは、テレビに採用されることが多いです。
英語表記はVertical Alignment LCD。
液晶分子を水平方向にすることにより、TFと同じく光の透過を制御しています。
コントラストが高いのがメリットです。まさに映画鑑賞向けですね。
IPS・TN・VAのメリットとデメリットを表で比較
それぞれのパネルの種類を表で比較してみました。
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
TN(プロのゲーマー向き) | ディスプレイの応答速度に優れていて、プロのゲーマー向き 消費電力が少ない 値段が安い | 見る角度によって色や光が変わる やや映像美にかける |
VA(テレビ向き) | ディスプレイの応答速度が速く、的確な色映えがある コントラストが優れていて、黒系の色が | 見る角度によって色や光が変わる やや映像美にかける |
IPS(パソコン向き) | どの位置から見ても映像がきれい 色をたくさん使っていて、リアリティを追求した映像美 | コントラストが低く、黒が若干白っぽく見える ディスプレイの応答速度が遅く、プロゲーマー向きではない 値段が高い |
TNやIPSはパソコン向き、VAはテレビ向きと覚えておきましょう。
いずれにしても一般的に使う分にはさほど差はありません。
現在はIPSのモニターが主流のようで、ディスプレイ応答速度が改善されたIPSのモニターも販売されています。
おすすめのIPSゲーミングモニター
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・日本製で安心
・値段が落ち着いて安くなった
・映像が美しくリアリティを追求
に定評があるモニターをご紹介します。
モニターは薄型で軽く、シンプルなHP製がおすすめです!
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